医薬品は人体にとって非常に大切なものですが、飲み方・使い方を誤ると思わぬ副反応や副作用が起きることがあります。食後の医薬品を食前に飲んで副作用が発現したり、食前の医薬品を食後に飲んでしまい効果が著しく落ちてしまう場合もあります。患者さん一人一人の生活習慣・食生活に合わせた、医薬品の説明ができる薬局が良い薬局といえます。

また、最近では医薬品と食品との飲み合わせについてもマスコミで大きく取り上げられてきています。カルシウム拮抗薬と呼ばれる高血圧用薬の中にはグレープフルーツと飲み合わせの悪いものもあります。しかし、同じカルシウム拮抗薬でもこのような作用のない医薬品もあります。どうしてもクレープフルーツが好きで飲んだり、食べたりしたい人はこのような飲み合わせのない医薬品に変更することも、医師の同意を得ることで可能です。

このように、患者様にとって薬のことをどんなことでも相談でき、対応してくれる薬局が望ましいと思います。

             文責   扇橋薬局 薬局長  岩間 孝敏